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VOICE No.120

秋も深まり、朝夕が肌寒くなりました。

皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。日頃からのご支援にこころから感謝申し上げます。コロナの感染症法上の扱いも2類から5類に変更され、平穏な日常が取り戻されるかと思っていたところ、9月になりコロナが感染拡大して、第9波の到来となりました。最近ではインフルエンザも流行するなど、より深刻な状況が続いています。学級閉鎖も多く、しっかりと対策しなければなりません。
私ども国民民主党も、党の代表を決める代表選挙が行われ、前原誠司、玉木雄一郎両候補の一騎打ちになりましたが、玉木雄一郎代表の続投となりました。改革中道政党として、日本国のためにどうするべきか、政府与党に、是々 非々で論戦を臨んでいかなければなりません。今後とも、皆様のご指導、ご支援宜しくお願いします。


▲国民民主党の代表選で、前原誠司候補、玉木雄一郎候補、田村まみ選管代表が名古屋駅にて街頭演説

あいち県民の日をはじめ「休み方改革プロジェクト」

明治5(1872)年11月27日に、当時の愛知県と額田県が合併し、「現在の愛知県」が誕生しました。
県では令和4(2022)年の県政150周年を機に、11月27日を「あいち県民の日」とする条例を定めました。
また、「あいち県民の日」までの1週間を 「あいちウィーク(11月21日~27日)」とし、県内各地で公共施設などを割引や無料で利用できたり、イベントなどが開催されます。この「あいちウィーク」 は、ワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による地域経済の活性化を目指した「愛知県休み方改革プロジェクト」の一環として取り組むこととしています。このプロジェクトでは、このほか、家族と子どもが一緒に過ご せる仕組みづくりを進めるため、「県民の日学校ホリデー」と「ラーケ-ションの日」を創設することとしています。「県民の日学校ホリデー」は、「あいちウィーク」期間中の平日1日を、学校や市町村が指定して学校休業日とすることとしています。
また、「ラーケーションの日」は、学 校外での体験や学びの活動を、子どもが保護者等と一緒に計画し、平日に実行できる日で、9月1日以降、準 備の整った地域・学校から、順次スタートしています。


「あいちウィーク」期間中の平日1 日を学校休業日とします。(名古屋市は、11月24日です)


苦境を乗越え反転攻勢で強靱な愛知づくりを目指します!

令和5年9月定例愛知県議会が、9月27日から10月19日までの会期で開かれ、総額158億余円の一般会計補正予算案を始め、条例の一部改 正、人事案件など15の議案を集中的に審議し、可決成立させました。
今回の補正予算には、6月2日の大雨で被災した農業者への支援、愛知芸術文化センター及び県陶磁美術館の活性化を図る基本計画の策定、 技能五輪全国大会・全国アビリンピックの3年連続開催に向けた取組、愛知の「休み方改革」を全国に発信し、日本全体の観光需要平準化を促進 する取組などが含まれています。
予算以外の議案では、あいち森と緑づくり税条例の一部を改正し、森林里山林や都市の緑の適正な整備保全を、引き続き実施するための財源を確保するなどします。また、「地方財政の充実・強化について」、「ギャンブル等依存症対策の強化について」含め5件の意見書を国に提出するとともに、昨年度の決算を審議する2つの特別委員会が設置され、今後、集中的に審議がなされます。

建設業界でも深刻な人手不足!

県議会建設委員会にて質問しました。建設業界も深刻な人手不足、高齢化、上がらぬ賃金など多くの課題があります。今後、建設業界の体質を改善し、国土のインフラの老朽化にどう対応していくのか聞きました。
建設業も時間外労働の上限規制問題だけではなく、全体の魅力向上に努め、人材を確保していかなければなりません。また、現状に沿った効率化を進め、生産性を向上させていく。インフラ整備には、ICT建機の活用や維持管理におけるドローンなどの活用をしていく。WEBを活用した書類の情報の共有や遠隔管理も進めて行きますとの回答がありました。

ジブリパーク第2期の「もののけの里」「魔女の谷」2エリアが開園します!

昨年11月1日に開園した第1期3エリアに続き、第2期2エリアの開園日が、「もののけの里」は今年11月1日に、「魔女の谷」は来年3月16日に決定しました。この新たなエリアの開園に伴い、ジブリパークの面積は現在の3.4ヘクタールから、7.1ヘクタールへ倍増し、楽しさもさらにグレードアップします。また、「魔女の谷」のオープンに合わせ、「魔女の谷」の北側にある山の斜面に、「魔女の谷のみえる展望台」やバリアフリー経路としての昇降設備の整備を進めています。
さらに、トヨタ自動車株式会社など民間企業4社と県は、トヨタ自動車株式会社が開発した電動低速モビリティ「AMP」を活用し、愛・地球博記念公園内において、スタジオジブリの作品に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージした車両「AMPネコバス」を、今年度内に運行開始することとしました。愛・地球博記念公園は、昨年11月のジブリパーク開園以来、平日でも多くの来園者で賑わっており、公共空間におけるモビリティサービスの新たな可能性を見出す場として、最適な環境を有しています。引き続き、より多くの皆様に楽しんでいただけるよう、愛・地球博記念公園の魅力向上に、しっかりと取り組んでまいります。


魔女の谷AMPネコバス
映画『魔女の宅急便』、『ハウルの動く城』などに描かれているヨーロッパ風の空間をイメージし、「オキノ邸」と庭園、「ハウルの城」と荒地、「レストラン棟」等を整備します。

AMPネコバス(試作車)
スタジオジブリの作品に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージした車両。

世直し富吉コラム

「日本の農業を考える」 世界的なオーガニックブーム 日本の有機農産物市場は小さい

日本では、2006年12月、超党派による議員立法により、「有機農業推進法」ができました。この法律に基づき、最近、農水省は「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050年までに、有機農業の取り組み面積の割合を25%まで拡大することを目標に掲げました。 ただ現在は、0.6%に過ぎず、有機農法取り組み面積は世界最低で中国よりも低いのです。だから、この目標を達成するのは容易なことではありません。世界的には野菜やコメだけでなく、ワイン、木綿と加工品に広がっているオーガニックブーム。ところが、日本の有機農業は、欧米はもちろん中国に比べても普及が遅れている。しかしながら、農家や自治体がユニークな取り組みを続ける地域はあります。行政や流通の工夫がもう少しあれば、日本が有機農業後進国から浮上できるはずと専門家は期待しています。例えば、街ぐるみで有機農業に取り組み、街のフレンチやイタリアンレストランとも連携し有機野菜を拡販しています。また、有機米の普及を給食からと掲げる自治体が相次ぎ、面積拡大に、JAと連携を図っています。愛知県も同様の動きがあり、名古屋市や大府市、東郷町など14市町村の小中学校で、オーガニック給食の取り組みが始まっています。子供たちにも、安心して美味しい給食を食べてほしいものです。愛知県が益々市町村ごとに有機農業の活発な取り組みが拡がっていくよう支援しなければなりません。

県政トピックス

「愛知デジタルヘルスプロジェクト」を立ち上げ、強力に推進!

「Aichi-Startup戦略」に基づき、STATION Aiプロジェクトを推進しています。その取組の一環として、超高齢社会の課題解決に向けて、国立長寿医療研究センターを中核とした産学官連携による共同研究やスタートアップ等との連携による新たなビジネスモデルの創出の支援に取り組んでいます。新たなヘルスケアサービス・ソリューションの創出を目的として、「あいちデジタルヘルスプロジェクト」の立ち上げに向け、国立長寿医療研究センター及び民間事業者4社と連携協定を締結しました。コンソーシアムを設立しメンバーと手を携え、「あいちデジタルヘルスプロジェクト」を強力に推進し、超高齢社会の課題を解決するとともに、この地域の経済の活性化にもつながるイノベーションを次々に生み出してまいります。


【問合せ先】
県経済産業局イノベーション企画課推進第一グループ
電話:052-954-6788(ダイヤルイン)

「休み方改革」を全国に発信し、観光需要平準化を促します。

全国に影響力を持つ観光業界のオピニオンリーダー等と連携し、愛知県「休み方改革」プロジェクトの取組を広く発信することで、県外にも「休み方改革」を通じた観光需要の平準化を促していきます。
◆知事と観光業界オピニオンリーダー等との対談の実施及び雑誌への掲載 ◆「愛知特集」の制作 ◆啓発用冊子の作成・配布
【問合せ先】
県観光コンベンション局観光振興課企画グループ
電話:052-954-6798(ダイヤルイン)

「ラーケーションの日」を導入!家族で活動をする機会をつくる

保護者の平日休みに合わせて子どもが学校を休み、家族で活動をする機会をつくる新しい制度「ラーケーションの日」を導入。ラーケンションは、「ラーニング(学習)」「バケーション(休暇)を組み合わせた造語で、年3日は休みを取得でき、欠席扱いにならない。授業をうけられなかった子どもは、家庭で自習することになり、事前に休む日取りを学校に届ければ家族で旅行に出かけられる。親の業種や職種によって祝休日が仕事の場合が一緒に過ごす時間がつくりづらく、また、祝休日に一斉に休む習慣が観光需要を集中させ、質の高い休暇を楽しめないという問題意識もあります。
【問合せ先】
県教育委員会高等学校教育課生徒指導グループ
電話:052-954-6784(ダイヤルイン)
県教育委員会義務教育課教科指導・人権教育グループ
電話:052-954-6799(ダイヤルイン)

2023 日台観光サミットin 愛知

9月7日から10日まで、日本と台湾の観光交流の促進と、交流人口の拡大を目指して双方の旅行業界・観光業界のトップが集う「2023日台観光サミットin愛知」が開催されました。我が国での開催は、4年ぶりとなります。サミットの中核となる8日の国際会議には知事も出席し、期間中には、県の主催により、交流会やエクスカーション等を実施しました。
エクスカーションでは、ジブリパークやリニア・鉄道館、犬山城などを巡るコースを体験していただき、愛知県の多彩な観光資源を台湾の旅行業者等の皆様にPRしました。今後も、アフターコロナにおけるインバウンド需要の取り込みに向けて、しっかりと取り組んでまいります。
【問合せ先】
県観光コンベンション局国際観光コンベンション課イベント・コンベンショングループ
電話:052-954-6788(ダイヤルイン)

高級ホテルの立地促進について

愛知県では、名古屋市と連携し、ハイレベルな国際会議の開催や海外の富裕層旅行者等の誘致に資するとともに、地域のブランド力を向上させるため、高級ホテルの新設に対する補助制度を2020年度に創設しています。2026年のアジア競技大会・アジアパラ競技大会の開催までに、この制度を活用した3つのホテルが名古屋市内に順次開業する予定であり、その第1号となる「TIAD,オートグラフ コレクション」が、7月1日にオープンしました。 今後は、「エスパシオ ナゴヤキャッスル」が2025年春に、「コンラッド名古屋」が2026年8月に、それぞれ開業する予定となっています。いずれのホテルも、国賓級の要人に対応できるスイートルームやバンケットルームなどを備えており、本県へのMICEやインバウンドのさらなる誘致に、大きな力となってくれるものと期待しています。引き続き、高級ホテルについて、一層の立地促進を図ってまいります。

【問合せ先】
県観光コンベンション局国際観光コンベンション課イベント・コンベンショングループ
電話:052-954-6373(ダイヤルイン)

名古屋市エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例施行

10月1日より『名古屋市エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例』が施行しました。名古屋市内でエスカレーターを利用する場合、左側右側にかかわらず、段上では立ち止まることを義務付けます。交通各社や商業施設などエスカレーターの設置者、製造や点検にも、立ち止まり利用の周知啓発を義務付けます。同様の条例は埼玉県に続き全国2例目。現状はまだ右側を歩いている方いますが、罰則規定のない条例がどこまで浸透するか工夫が求められそうです。
【問合せ先】
名古屋市スポーツ市民局生活課
電話:052-222-9679(ダイヤルイン)



VOICE119
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