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VOICE No.119

暑中お見舞い申し上げます

暑い日が続きますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。日頃からのご支援に心から感謝申し上げます。
感染症の分類が見直され、コロナ禍も徐々に収束した状況になってきましたが、元の社会状況に戻れることと、戻れないことが出てきました。
凄まじい大きな変化と共に、新しい時代がスタートした感じが致します。そして、私ども新たな「国民民主党」も3年目を迎え、6月3日に愛知県連合会の第3回の定期 大会が開催されました。
統一地方選挙も終わり、国会議員4名、県議会議員5名、名古屋市議会議員4名、一般市町村議員7名の県連となりました。代表には、古川元久衆議院議員、代表代行には、大塚耕平参議院議員、幹事長は、富田昭雄が再任されました。
今後とも皆様のご指導、ご支援よろしくお願いします。


▲6月3日土曜日に、国民民主党愛知県連の定期大会が開催されました。
 参加者全員でガンバローコール!

代表質問から 中高生の英語力向上について

文部科学省が行った「英語教育実施状況調査」の結果によると本県は中学3年生でワースト3位、高校3年生で全国40位と都道府県順位が低迷していました。
現在のグローバル社会において将来活躍できる人材を育成するためにも世界共通語である英語力を高めることが不可欠であり、代表質問にて教育長に対し、鳴海総務会長が、教員の更なるサポートも含め今後の取組を質問しました。
教育長からは今回の調査結果を重く受け止めており、今後は英語に親しみ楽しく学び、スピーキングやライティングのテストをこまめに行いながら小中高生が2日間の英語漬けの共同生活を送るイングリッシュキャンプや県立大学のネイティブ教員による業体験などを行い愛知の子供たちの英語力向上にむけしっかり取組むとの答弁がありました。

ICTで県の行政課題を解決 提案を募集!

市町村手帳のデジタル化や美術館のオンライン鑑賞など民間の知恵を貸して下さいと情報通信技術ICTを使って行政課題の解決を提案してくれる民間事業者を募集しています。
昨年度から始めた「アイチクロステック」と呼ばれる事業。選ばれると実証実験1件あたり100万円を上限に、愛知県が負担します。
事業者には新たなビジネスの創出につなげてもらいます。民間事業者NPO、大学、スタートアップ新興企業などが提案できます。
昨年は10件の行政課題に対し、46件の提案がありました。実証実験をした9件のうち、あいち航空ミュージアムにデジタル展示を導入する事業など2件は正式な事業として、6月議会の予算に盛り込まれたところたです。
これは行政内部からの発想が難しい課題でも民間の知恵で解決できる提案を期待するものです。
・事業特設ウェブサイトaichi✕techで検索
募集要項(下記QRコードから検索)のページから申し込み、提案内容を審査し、8月下旬までに一課題につき一事業者を選定。実証実験は年内に行い、来年1月に成果を報告します。

県議団「あいち民主」で出直し地域に根ざした政策の実現!

5月22日に召集された臨時議会では、物価高騰に対応する補正予算178億と同時に、今年度の県議会議長、副議長、各委員会の構成などの議会人事が決定致しました。
私は、今年度は建設委員会の理事になりました。名称が新しくなった県議団「あいち民主」も鈴木純(稲沢5期)県議を団長に選出し、新しい役員体制がスタートいたしました。
また、6月19日から7月6日の日程で6月定例議会が開催され、出産・子育て支援の取り組みを強化し、少子化対策をさらに推進することに加え、知的障害特別支援学校の教室不足を解消するなどの補正予算22億、条例改正議案8件、公安委員・人事委員の選任人事案件等その他議案9件の議案を可決・成立されました。

豪雨による被害への対応を知事へ要望しました。

6月2日、台風2号や前線の影響により、愛知県では東三河を中心に記録的な豪雨となりました。
道路の冠水や川の越水、土砂崩れなどにより人命が失われるとともに、複数の家屋で浸水被害が発生したほか、農作物や農業用施設、旅館をはじめとした事業者の施設・設備にも甚大な被害が発生したことを受けて、愛知県に対して被害の全容を早急に把握するとともに、早急な措置を講じられるように要望しました。

少子化に歯止めがかけられるように、子育て支援等に全力

我が国の昨年の出生数は、1899年の人口動態調査開始以来、初めて80万人を下回ることとなり、我が国の少子化の現状は大変厳しい状況にあります。 本県においても出生数は減少を続け、昨年は5万1,151人と、1970年代の半分以下となっています。
さらに、合計特殊出生率は、全国平均を上回り、大都市圏としては高い水準にあるものの、近年は低下傾向にあり、昨年は1.35となっています。
国においては、6月16日に公表された「骨太の方針」に、少子化対策・こども政策の抜本強化として、児童手当の拡充などの具体的な施策が盛り込まれたところです。
本県においては、国に先行する形で、男性の育児休業取得を促進する中小企業等への支援をはじめ、低所得世帯への子育て支援、様々な問題を抱える妊産婦への支援、結婚を希望する男女の出会いサポートを盛り込んだ、愛知県独自の少子化対策を取りまとめ発表したところです。


▲あいち民主の議員が勢揃い。これからの愛知をしっかりと提言します!

世直し富吉コラム

「エネルギーを考える」 天然ガス車がインドで熱い、牛糞で地球を救え!

 近年、ガソリン以外の燃料を利用した電気や水素で走る自動車がよく見られますが、インドでは天然ガスを燃料とした車が注目されています。
原油価格が上がる中、天然ガスの燃料代はガソリンの半額以下と安く抑えることができるため、売れ行きが伸びています。
コロナ禍では、車の販売台数は減っていますが、天然ガス車の販売台数は増えており、特に、スズキ自動車は天燃ガス車の9割を占めています。
インドのニューデリーなど都市部では、天然ガス車が多く売り出されています。燃費はガソリン車の3分の1ほどであり、二酸化炭素の排出量も約2割少ないとされているため環境に優しい点が最大のメリットです。
昨年にインドの都市ガス事業への参入が日本でも発表されたところです。インド国内では、天然ガスの主成分であるメタンを減らし脱炭素を実現しようとしています。
メタンは、二酸化炭素の次に地球温暖化に影響を及ぼすとされている温室効果ガスで、牛糞にも含まれています。牛糞を集めて原料にすることで、メタンの放出を削減することにつながっています。
さらに、搾乳場から牛糞を買い取ることで、農村復興にもつながっています。インドも二酸化炭素排出量は世界第3位であり、汚染上位国にも含まれています。主な原因のひとつに、自動車の排出ガスがあげられています。
電気自動車が注目されていますが、導入するには価格が高く、普及には時間がかかってしまう。しかし、牛糞を発酵してつくるガスを使用すれば、輸入する必要性もなく、地球温暖化の原因となる温室効果ガスも大量に排出されない。
メタンガスの供給が増えれば、天然ガス車が売れ、脱炭素に貢献することができると言われています。
ガスを補給することができるスタンドを農村部にも導入することができれば、インドでもさらに天然ガス車が普及することにつながります。
日本でも水素など新たな取り組みがさらに必要だと思います。

県政トピックス

特別支援学校を新たに豊田市と天白区に整備します!

知的障害の児童生徒を対象とする三好特別支援学校については、児童生徒数は依然として増加し、教室不足が顕在化しています。また、肢体不自由の港特別支援学校へ通学している、名古屋市緑区、名東区、天白区、豊明市、日進市、東郷町の児童生徒については、スクールバスの平均運行時間が60分を超えており、長時間通学が課題となっています。
こうした状況に対して、豊田市から南山国際高等学校・中学校跡地を候補地とした知的障害特別支援学校の新設について、また名古屋市からは天白学校体育センターを候補地とした肢体不自由特別支援学校の新設について、それぞれ強い提案、要望が県に対してありました。
それぞれ適切な立地であること、またこの度、県と両市との調整が整ったことから、西三河北部地区及び名古屋東部地区の特別支援学校について、2027年4月の開校を目指します。
【問合せ先】
県教育委員会特別支援教育課指導グループ
電話:052-954-6798(ダイヤルイン)

ジブリパーク「猫の城遊具」について

 愛・地球博記念公園では今年度中に、ジブリパークの「もののけの里」と「魔女の谷」の2エリアが順次開園する予定であり、これに合わせ、ジブリパークとは別に、県の公園施設として「猫の城遊具」などの整備を進めています。
「猫の城遊具」は、映画「猫の恩返し」に登場する猫王の城をモチーフにした、滑り台、迷路及びターザンロープなどで構成される遊具です。日時指定の予約制となっているジブリパークのチケットを持っていなくても遊べる施設です。
【問合せ先】
県都市・交通局公園緑地課管理第一グループ
電話:052-954-6525(ダイヤルイン)

アジア競技大会・アジアパラ競技大会について


6月15日に、愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会の理事会が開催され、組織委員会が提案する競技の選定や、仮決定していた競技会場の変更などが決議され、水泳のうち競泳と飛込、馬術が東京会場に変更されました。
会場の仮設整備費等に多額の費用をかけず、既存施設を有効に活用することで、持続可能な大会の開催・運営を目指してまいります。
愛知・名古屋大会は、新たな国際スポーツ大会の在り方を世界に示すとともに、多くの皆様がスポーツの素晴らしさを再認識し、アジアとの交流を促進する大会となるよう、大会を盛り上げてまいります。
【問合せ先】
県スポーツ局推進課調整グループ
電話:052-954-6545(ダイヤルイン)

ラーケーションの導入に向けた実施体制の整備を進めます

子どもたちが、保護者等とともに、校外で、体験や探究の学び・活動を、自ら考え、企画し、実行するラーケーションの導入に向け、実施体制の整備を進めます。
「ラーケーションの日」(校外学習活動の日)
・学校に登校しなくても欠席としない。
・保護者がラーケーションカードに記載された趣旨を踏まえて、子どもと相談し、メール等で学校に届け出ることにより、1年間に3日まで取得可能です。
【問合せ先】
県教育委員会義務教育課振興・調整グルー
電話:052-954-6788(ダイヤルイン)

STATION Ai プロジェクトについて

2020年1月のオープン当初、9社のスタートアップから始まった「PRE-STATION Ai」も、現在は176社まで拡大しています。
5月24日、STATION Ai株式会社による運営1周年を記念したPRE-STATION Aiメンバーの交流イベントを開催しました。
本イベントでは、メンバー間の交流を図るとともに、「STATION Aiアワード表彰」を行い、昨年度活躍したスタートアップ7社の表彰を行いました。
2020年1月のオープン当初、9社のスタートアップから始まった「PRE-STATION Ai」も、現在は176社まで拡大しています。


【問合せ先】
県経済産業局成長支援グループ
電話:052-954-7472(ダイヤルイン)

全仏、ウインブルドンで優勝!小田凱人選手は愛知県民。

 フランスの全仏オープンテニスと、イギリスのウインブルドンテニスの車いす部門の男子シングルス決勝戦にて、一宮市出身の小田(おだ)凱人(ときと)選手が史上最年少で四大大会の二つを制覇されました。心からお祝いを申し上げます。
大変重い病気を克服し、厳しい練習を重ねての車いすテニスの世界一。本県ゆかりの選手が活躍されることは、県民にとっての誇りとなるとともに、障害に対する理解を深めることにもつながります。今後とも、世界の大舞台で活躍されることを期待しています。
【問合せ先】
県スポーツ局障害者スポーツグループ
電話:052-954-7472(ダイヤルイン)



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